管理番号 | 新品 :40802802 | 発売日 | 2024/07/29 | 定価 | 16,000円 | 型番 | 40802802 | ||
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ナショナルが72年に発売した大型ホームラジオ。それとペアでステレオが楽しめ、レコードプレーヤーを繋げばそのままステレオに早変わりというステレオメイトとのセットです。 小生がソニーIC11を初めてのラジオとして買ってもらった時、ソニーのカタログにTFM-9500というホームラジオがありました。FM、AMの2バンドで出力は確か3W。やはり同じようにステレオにする為のサブモデルが有り、二つ繋げて夢のステレオ再生、という物でした。 ソニーモデルはナショナルよりもデザインはずっと洗練されており、それなりに売れた様でネット上でも偶にを見ます。但し、モノラルです。更にスピーカーは12cmとサイズの割には小振りです。 ステレオ再生出来る大型ホームラジオという事でそれなりにセールスには力を入れたと思いますがステレオで置かれていたのを見たことはありません。サブモデルを加えて倍の出費が出来る余裕の有る家は当時少なかったのでしょう。 そんな訳で今回ステレオ再生が出来るセットでの入手はラッキーです。 16cmのスピーカーは非常にオーソドックスなシングルコーンでマグネットはフェライト型、磁気回路はそれ程強力では有りません。ナショナルは当時も打倒ソニーに燃えていたのでしょう。ソニーを上回る片チャン4.2W、合計8.4Wという当時の小型ステレオも上回る大出力です。 回路としては1IC+6石と言うシンプルなものですが、スピーカーの能率も高いのでビックリするほどの大音量が出ます。AMは内蔵アンテナが小さく、簡易アンテナをお付けします。FMの感度は悪くないと思います。但しステレオは雑音を拾いやすいので、外部アンテナをお勧めします。 が、アンテナ用の300Ωフィーダー線がデジタル化の影響で今や殆ど有りません。¥1000アップで自作の物はお付けできますのでご興味有ればお知らせください。 この個体は50年選手としてはペア機共々非常に状態良好です。ボックスも全体が綺麗で特に気になるところは無く、ガリも無く快調です。 ステレオが聴ける超レアな大型ラジオという事で価格は状態を考えれば妥当な線。一台でもこの価格に近い強者も居ますから。 柔らかな音でクラッシックにお勧めです。 PS: ミニプラグ+PINプラグでスマホと接続可能。スマホの音を雄大なスケールで再生可能です。